アーモンドミルクは、牛乳や豆乳よりも低カロリーの飲み物です。しかも糖質が少なくコレステロールはゼロなので、糖質制限やダイエットをしている方にもおすすめです。
アーモンドミルクは、アーモンドの豊富な栄養を効率よく吸収できることや、牛乳に代わる植物性の飲み物として人気のある飲み物です。
しかし一方で、アーモンドミルクの種類によっては、添加物や甘味料などが含まれているものがあり、必ずしも健康的とは言えない商品もあります。
そこで、ここでは体に安心なアーモンドミルクの選び方と、おすすめの無添加のアーモンドミルクを紹介します。
アーモンドミルクの特徴は豊富な栄養と低カロリー・低糖質
ビタミンEが豊富
アーモンドにはビタミンEが豊富に含まれています。
ビタミンEは、酸化防止作用といった老化を防ぐ効果や、活性酸素の害から細胞を守る作用があり、生活習慣病の予防・改善に役立つ栄養素です。
オレイン酸、マグネシウムなどのミネラルを含んでいる
オレイン酸は、過剰に増えた悪玉コレステロールを抑える効果や、便秘を解消する効果があります。またミネラルは、体の臓器や機能を正常に働かせ、健康に保つために欠かせない栄養素です。
カロリーや糖質量が低い
アーモンドミルクは、牛乳や豆乳に比べてカロリーが低い飲み物です。
たとえば200ml(コップ1杯分)のカロリーや糖質量を比較してみると、次のようになります。
カロリー | 糖質量 | |
牛乳 | 134kcal | 9.6g |
豆乳 | 92kcal | 6.1g |
アーモンドミルク(砂糖不使用) | 28kcal~38kcal | 1.0g |
<カロリー>
牛乳・豆乳・・・食品成分データベース(文部科学省)の参考値
アーモンドミルク・・・一般的な商品の参考値
<糖質量>
引用・・・女子SPA https://joshi-spa.jp/827594
アーモンドミルクはこんな方におすすめ
- 牛乳・豆乳の代替品を探している方
- 乳・大豆アレルギーの方
- 健康意識の高い方
- ヴィーガンやベジタリアンの方
- 生活習慣や食生活が気になる方(コレステロールゼロ)
- 健康的なダイエットを目指したい方
- 良質な植物性たんぱく質を摂りたい方
- 糖質制限をしている方(低糖質飲料)
無添加アーモンドミルクの選び方
無添加のアーモンドミルクを選ぶときは、次のポイントをチェックしましょう。
ポイント1:食品添加物が入っていない
アーモンドミルクに使われやすい添加物には、植物油脂、安定剤、食塩、乳化剤、pH調整剤などがあります。
これらは、飲んだときの印象がなめらかに感じるよう調整したり、保存期間を延ばしたりするために使われます。
また牛乳の代わりというイメージもあることから、牛乳の栄養成分に近づけるため、栄養強化を目的とした添加物が使われることもあります。
添加物を使い、低価格で提供しているアーモンドミルクもあることから、無添加のアーモンドミルクはどうしても割高に思えるかもしれません。
しかし美容や健康のために飲むのであれば、安全性に不安が残る添加物が使われているアーモンドミルクは、できるだけ避けることをおすすめします。
ポイント2:砂糖などの甘味が入っていない
アーモンドミルクには、砂糖などの甘みが付いた商品もあります。
しかし美容や健康のために飲むのであれば、無糖タイプのアーモンドミルクを選びましょう。
特にダイエット中の方やヘルシーな生活習慣にこだわる方には、ぜひ無糖タイプをおすすめします。
砂糖という表示がない商品でも、果糖ぶどう糖液糖、水あめなどが入っている商品があります。
さらに「砂糖不使用」と表示されていても、スクラロース、アセスルファムKといった甘味料が使われている商品もあります。よく確かめて選びましょう。
ポイント3:アーモンドの含有率
アーモンドミルクにアーモンドが含まれる量(アーモンド含有率)は、商品によってバラツキがあります。
たとえばアーモンドが1%程度しか含まれていないものがある一方で、含有率が約10%という商品もあります。
一般的なアーモンドミルクの多くは、アーモンド含有率が約3%前後と言われています。3%という量のイメージは、アーモンドミルク200mlでアーモンド5、6粒程度です。
含有量が高いアーモンドミルクには、アーモンド含有率が8~10%の商品もあります。この場合はアーモンドミルク200mlでアーモンドは約16~20粒分の割合になります。
アーモンドが1%程度しか含まれていないアーモンドミルクでは、味が薄く栄養素の量が少ない商品になってしまいます。そのため、そのような商品では、味や栄養成分を添加物で補っている可能性があります。
つまり添加物が含まれているアーモンドミルクでは、アーモンドの含有量が極端に少ない可能性があり、反対に無添加のアーモンドミルクであれば、味や栄養成分を補う必要がない量のアーモンドが含まれていると言えます。
ところでアーモンドの含有率が高ければ、それだけ栄養素の量は多くなりますが、一方で飲みにくさや味にクセを感じることもあります。
もしアーモンドミルクを飲むのが初めてであれば、アーモンドの含有率が高い商品は、避ける方が良いでしょう。
ポイント4:アーモンドミルクの品質にこだわるならオーガニック(有機)
アーモンドミルクの品質にこだわるなら、オーガニック(有機)タイプを選ぶと良いでしょう。
「有機JAS認証品」と表示されていれば、オーガニック(有機)商品であることの証です。
無添加アーモンドミルクおすすめ4選
ブリッジ 有機アーモンドドリンク【増粘剤・砂糖不使用】有機JAS認定
特徴
■有機JAS認証品
■特許を取得した製造方法
■良質な有機アーモンドを使用
■砂糖不使用・増粘剤不使用
■アーモンドの含有量を増量
■乳成分不使用&コレステロールゼロ
■使用している水は18世紀の時代から高く評価されているイタリアの新鮮な湧水を使用
原材料:有機アーモンド
内容量:00ml×8
筑波乳業 無添加濃いアーモンドミルク (砂糖・食品添加物不使用)
特徴
■国内の工場で製造(創業70年以上のメーカー)。成分を濃いまま逃さない製法。
■砂糖不使用
■アーモンド含有率が約8~10%
■コレステロールはゼロ
■栄養強化を目的とした添加物は加えていない
■遺伝子組み換え作物不使用
■コップ1杯(250ml)で成人女性目安量のほとんどが補える濃さ
原材料:アーモンド(アメリカ)
内容量:125ml×15本
プレマEcoMil(エコミル) 有機アーモンドミルク(無糖)
特徴
■有機JAS認定品
■無糖
■乳製品・砂糖不使用・塩分・油分無添加
■保存料・着色料無添加・乳化剤・安定剤不使用
■コレステロールゼロ
原材料:有機アーモンド、有機タピオカスターチ、アーモンド香料
内容量:1000ml
Haruna 137degreesアーモンドミルク(甘味不使用)
特徴
■ローストアーモンドを使用した香ばしくまろやかなアーモンドミルク
■新鮮なアメリカ・カリフォルニア産のアーモンドを使用し、 自社工場で丁寧に焙煎
■香料・砂糖不使用。化学合成添加物不使用
原材料:アーモンドミルク、ひまわり種
内容量:180ml×36本
アーモンドミルクのおいしい飲み方
アーモンドミルクは、そのまま飲むだけでなく、たとえば、
- 牛乳や豆乳の代わりとして、シリアル・グラノーラにかけたり、スムージーに混ぜる。
- ケーキ、プリン、スープ、パスタソースなど、お菓子や料理の材料として使う
- カフェオレや話題のダルゴナコーヒーを作るときの材料に
など、幅広くアレンジすることができます。
コーヒーなどの飲み物に混ぜるとき、商品によっては分離してしまうこともあるので、しっかりとかき混ぜることが、アーモンドミルクをおいしく飲むときのコツです。
まとめ
アーモンドミルクはカロリーが低く低糖質でありながら、栄養豊富です。
またコレステロールはゼロなので、糖質制限やダイエットをしている方にもおすすめの飲み物です。
しかし添加物や甘味料などが含まれていると、必ずしも健康的な飲み物とは言えません。
体に安心安全なアーモンドミルクを選ぶのであれば、無添加のアーモンドミルクをおすすめします。