オーガニックであれば、より安心。こだわりの無添加ワインおすすめ6選

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健康志向の高まりで、無添加のワインに関心を持つ人が増えています。
スーパーでも「酸化防止剤無添加」と表示されたワインを見かけるようになりました。

中でもスーパーなどで扱われている大手メーカーの「酸化防止剤無添加」ワインは、低価格なこともあって人気があります。

一方で無添加ワインに関心のある方の中には、価格が少し高くてもよいので、オーガニックタイプや、ワイナリーが作る本格的な無添加ワインを求めている人も、いるのではないでしょうか。

ここではオーガニックの無添加ワインや、原材料のブドウ作りから手掛けている、こだわりのワイナリーが提供する無添加ワインを紹介します。

こだわりの無添加ワインの選び方

フレッシュなブドウを発酵させて作られたワインを選ぶ

こだわりの無添加ワインを選ぶのであれば、フレッシュなブドウを発酵させて作られたワインをおすすめします。

本来ワインとは、生のブドウを発酵させてお酒にした飲みものです。ブドウには自然の糖分が含まれており、それによってブドウがお酒に変化していくのです。

ところが日本では、海外から輸入された「濃縮還元ブドウ果汁」に、水を加えて発酵させたり、後からアルコールを添加して作られたりしているワインがあります。

濃縮還元ブドウ果汁とは、ブドウを加熱して水分を抜いて濃縮したものに、再び水分を加えた果汁です。

材料の保管や運搬のコストが安くなり、低価格のワインを作ることができるため、日本で作られるワインの多くが、濃縮還元ブドウ果汁を利用した製法によって作られています。
「酸化防止剤無添加」で人気のある大手メーカーのワインも、「濃縮還元ブドウ果汁」を原料としています。

しかし加熱された濃縮還元ブドウ果汁では、自然でフレッシュなブドウの風味や味は失われてしまいます。

そのため濃縮還元ブドウ果汁を使った日本のワインは、世界のワイン作りの常識から見ると大きくかけ離れています。

たとえばワインの生産量だけではなく、品質においても世界をリードするフランスでは、生のブドウから造ったものしかワインとして認められません。

濃縮還元ブドウ果汁を使った日本のワインは、大げさに言えば不自然なワイン製法なのです。

こだわりの無添加ワインを探しているのであれば、生のブドウを発酵させて作られたナチュラルな無添加ワインから選ぶことをおすすめします。

オーガニックワインから選ぶ

オーガニックワインには、原料となるブドウの品質にこだわっているだけではなく、酸化防止剤の「亜硫酸塩」を使わない無添加のワインもあります。

オーガニックワインは、化学的な農薬や肥料を使わず、動物のフンや草を発酵させた自然な肥料を使った有機栽培のブドウを使うといった、オーガニックに関する規定を守ってつくられたワインです。

またオーガニックワインは、ワインを醸造する過程において使用される化学薬品や添加物などが、一般的なワインに比べて制限されています。

しかし既定の範囲であれば、酸化防止剤を使用することが認められています。

すべてが無添加とは限りませんが、オーガニックワインは、一般的なワインに比べると安全性は高いと言えます。

「日本ワイン」または「オーガニック輸入ワイン」から選ぶ

日本におけるワインの表示は、2018年から次の3つに分類されるようになりました。

  • 日本ワイン:国産のブドウを100%使用し、日本国内で製造されたワイン
  • 国内製造ワイン:「日本ワイン」の他に、海外から輸入したブドウや濃縮還元ブドウ果汁を原料にして、日本国内で製造されたワイン
  • 輸入ワイン:海外で作られて輸入されたワイン

前述したように、濃縮還元ブドウ果汁が使われたワインは、たとえ無添加であっても、ワイン本来の味を楽しみたい方には向いていません

こだわりの無添加ワインを求めているのであれば、「日本ワイン」またはオーガニックでつくられた「輸入ワイン」から選ぶのがおすすめです。

こだわり無添加ワインのメリット・デメリット

こだわりの無添加ワインを選ぶときには、メリット・デメリットも知っておきましょう。

メリット
  • ブドウの品種の特長といった、ワイン本来の味を楽しむことができる
  • 安心して飲める
  • オーガニックワインであれば、より安心感が高まる
デメリット
  • 無添加でつくられたワインが少ないため、種類が少ない
  • 価格が高い
  • 酸化防止剤が含まれていないため、長期保存には不向き

おすすめの無添加ワイン6選

無添加の日本ワインおすすめ3選

【矢作洋酒】甲斐国一宮(無添加) 

「矢作洋酒」さんは、ブドウ畑や醸造法にこだわり続ける、大正3年創業の老舗ワイナリーです。

「本当の無添加ワインとは何か?」というテーマを持ち、ワインの材料となるブドウを自社栽培し、ワインの醸造をしています。

土造りを基本としていますので、ブドウ農園では除草剤はもとより、化学肥料も一切使わず、ブドウの搾りカスや種をまぜた有機肥料だけの安全な土造りに励んでいます。

【矢作洋酒】甲斐国一宮(無添加)赤

「甲斐国一宮(無添加)赤」は、有機肥料栽培のベリーA種を100%使用。自然の旨みと渋みが上品なワインです。

原材料:ぶどう(山梨県産 有機栽培)
ぶどう品種:マスカットベリーA 100%
アルコール度数:12.5%
タイプ:ライトボディ
内容量:720ml

【矢作洋酒】甲斐国一宮(無添加)白

「甲斐国一宮(無添加)白」は、有機肥料栽培の甲州種(山梨産)を100%使用。フルーテイでマイルドな甘口タイプのワインです。

原材料:ぶどう(山梨県産 有機栽培)
ぶどう品種:甲州種 100%
タイプ:甘口
アルコール度数:12.5%
内容量:720ml

無添加あじろん 初しぼり

「あじろん初しぼり」のメーカー「蒼龍(そうりゅう)葡萄酒」さんは、明治時代(1899年)に創業し、110余年の歴史を持つ老舗ワイナリーです。

世界的なワインコンクールで最優秀賞を受賞するなど、様々なコンクールで上位の賞を獲得しています。

酸化防止剤 無添加あじろん

「あじろん」は完熟期に甘い芳香を出す珍しいブドウで、昭和初期に流行していたブドウの品種です。
しかし栽培が難しく、今では貴重な品種のブドウとなっています。

「あじろん」は芳醇な香り、渋味と酸味、フルーティーで豊かな甘味のある味わいのワインです。

原材料:ぶどう(山梨県産)
ぶどう品種:アジロン
タイプ:中口
アルコール分:11.5%
内容量:720ml

井筒ワイン 無添加コンコード 赤

「井筒ワイン」さんは、昭和8年、信州の桔梗ヶ原でワイン醸造メーカーとして創業。
酸化防止剤などの「無添加ワイン」の製造に、いち早く取り組んできたワイナリーです。

桔梗ヶ原一帯でブドウの栽培から醸造、瓶詰めまで一貫して行い、土地に根ざしたワインづくりを追求しています。

また国際ワインコンクールで金賞、銀賞を受賞するなど、日本ワインの質の高さを証明してきた実績もあります。

無添加コンコード赤

「無添加コンコード赤」は、井筒ワインさんの自社および契約農園で収穫された、良質のナイヤガラ種ブドウを醸造した、国産ぶどう100%のワインです。甘口タイプ、中口タイプの2種類あります。

原材料:ぶどう(長野県産)
ぶどう品種:長野県産 コンコード
タイプ:赤 甘口
アルコール度数:12.5%
内容量:720ml

原材料:ぶどう(長野県産)
ぶどう品種:長野県産 コンコード
タイプ:赤 中口
アルコール度数 :12.5%
内容量 :720ml

無添加の輸入オーガニックワインおすすめ3選

【ドメーヌ・カズ社】自然派 オーガニックワイン

20世紀初めに創設された「ドメーヌ・カズ社」さんは、フランス最大のビオディナミ(自然農法)によるワイナリーです。

ビオディナミ(Biodynamie)とは、化学肥料や殺虫剤に一切頼らないだけではなく、土壌をよく耕したり、太陰暦を用い、月の満ち欠けなどに従ってブドウ栽培を行ったりする、自然界のリズムを尊重した農法です。

ドメーヌ・カズ社さんでは、1994年から除草剤、殺虫剤、化学肥料を使わない栽培法に切り替え、エコセール※1(2003年取得)とNOP※2による有機認証を取得。220ヘクタール(東京ドーム約47個分の広さ)に及ぶ自社の畑では、すべてのブドウにビオディナミ農法を採用しています。

※1 ECOCERT(エコセール):フランス農務省が、1991年に設立した世界最大クラスのオーガニック認証機関。オーガニック認証団体の世界基準ともいわれている。
※2 NOP(National Organic Program):有機の全米統一認定基準

代表的なワイン「アルテ」と「エゴ」は、ラテン語で「無二の親友(Alter ego)」を意味しています。
樹齢40~50年のブドウを、「アルテ」はフレンチオークの樽で12カ月、「エゴ」はステンレススチールタンクによって18カ月間、それぞれ異なる方法で熟成させたワインです。

【自然派/オーガニックワイン】エゴ [ 赤ワイン ]

『エゴ』の特徴
黒系果実のリキュールやプルーンなどの凝縮感のある果実味、リコリス(甘草)の香り、さわやかな酸と繊細なタンニン(渋み)、スパイスを感じさせる地中海スタイルのワイン。

原産国:フランス
原材料: ぶどう
ぶどう品種:シラー 40%/グルナッシュ 40%/ムールヴェードル 20%
アルコール度数:15 %
タイプ:フルボディ
内容量 :750ml

【自然派/オーガニックワイン】アルテ [ 赤ワイン]

『アルテ』の特徴
カシスなど黒系果実の芳醇な香り、スミレやプラム、上品なヴァニラのニュアンス、より熟成された口当たりとオークのアロマを感じさせるワイン

原産国:フランス
原材料: ぶどう
ぶどう品種:シラー 40%/グルナッシュ 30%/ムールヴェードル 30%
アルコール度数:14.5 %
タイプ:フルボディ
内容量 :750ml

【ステラー社】オーガニック&酸化防止剤無添加ワイン

「ステラー社」さんは、リーズナブルで高品質なオーガニックワイン生産者として有名なだけではなく、フェアトレードを通した社会貢献を行っているワイナリーです。

フェアトレードとは、アジア、アフリカ、中南米などで生活する社会的・経済的に立場の弱い人々に、仕事の機会を提供し、そこで生産したものを適正な価格で買い取り、人々が自立して暮らせるよう支援する仕組みです。

ワインづくりでは「オーガニックだからと言って品質に妥協はない」というポリシーのもと、国際大会でも数多くのメダルを受賞しています。

ランニングダック:オーガニック&酸化防止剤無添加・ピノタージュ 2020 ステラー 南アフリカ 赤ワイン

『ランニングダック ピノタージュ 2020 ステラー 南アフリカ 赤ワイン』の特徴
チェリー、プラム、タバコなどの香り。優しい柔らかな酸とボディ。フレッシュで赤系果実やプラムなどのフルーティでジューシーな味わい。渋みは程よい程度で、軽快でなめらか、優しい口あたり。

ロースト系の肉料理、赤身の牛肉、チーズカレー、スパイス系料理、アジア系料理、中華料理などに。

ランニングダック・オーガニック&酸化防止剤無添加・ピノタージュ 2020 ステラー 南アフリカ 赤ワイン 750ml
ステラー

生産国:南アフリカ
ぶどう品種:ピノタージュ
タイプ:赤 ミディアムボディ 辛口
アルコール度数:14 %未満

ランニングダック:オーガニック&酸化防止剤無添加・ホワイト 2020 ステラー 南アフリカ 白ワイン

『ランニングダック ホワイト 2020 ステラー 南アフリカ 白ワイン』の特徴
グレープフルーツ、ピーチなどの香り。優しい柔らかな酸とボディ。フレッシュでフルーティ、ジューシーな味わい。なめらかで、酸とのバランスも心地良く、優しい口あたりで飲みやすい。クリスピー(※1)なフィニッシュ(※2)。
※1 柑橘系の果実の爽やかさ、ミネラル感の軽く心地良い苦味
※2 後味(あとあじ)

シーフード、鶏肉・豚肉料理、和食、寿司、アジア系料理、中華料理などに。

ランニングダック・オーガニック&酸化防止剤無添加・ホワイト 2020 ステラー 南アフリカ 白ワイン 750ml
ステラー

生産国:南アフリカ
ぶどう品種:コロンバール
タイプ:白 ミディアムボディ 辛口
アルコール度数:13%未満

【ドミニオ・デ・プンクトゥム社】自然農法 オーガニックワイン

「ドミニオ・デ・プンクトゥム」さんは、標高750メートルの高地に110ヘクタール(東京ドーム約24個分の広さ)の広大なブドウ畑を所有。もともとは栽培農家でしたが、4代目にあたる兄妹が2006年にワイナリーを設立。今では全ての畑で有機栽培とビオディナミ※(自然農法)を実践しているワイナリーです。

※ ビオディナミ(Biodynamie)は、化学肥料や殺虫剤に一切頼らないだけではなく、土壌をよく耕したり、太陰暦を用い、月の満ち欠けなどに従ってブドウ栽培を行ったりする、自然界のリズムを尊重した農法です。

「農薬を使わない自然で健全な方法でワイン造りを行いたい」という思い。

そして「自然に適切に手を加えることで、質の高いブドウを収穫し、醸造過程においても環境を汚染しないように配慮する」といった未来へ続くワイン造りを基本としています。

アルタ・トライシオン 酸化防止剤無添加 オーガニック

『アルタ・トライシオン』の特徴
スペインを代表する品種「テンプラニーリョ」から造られ、品種特性の「穏やかな渋み」と「複雑なニュアンス」を持ちながら、オーガニック特有の「優しい味わい」の仕上り。

カシス、ブラックベリーなどの凝縮した果実味、アルコールのボリューム感がありながら、優しいタンニン(渋み)

生産国:スペイン
ぶどう品種:テンプラニーリョ
タイプ:赤 ややフルボディ
アルコール度数:13.5%
サン・スフル(亜硫酸塩(SO2)無添加)。
Demeter認証ビオディナミワイン、EU認証オーガニックワイン。

まとめ

無添加ワインを求めるのであれば、生のブドウを発酵させて作られたナチュラルな「日本ワイン」あるいは、オーガニックでつくられた「輸入ワイン」がおすすめです。

こだわりの無添加ワインを楽しみたい方には、たとえ無添加であっても、濃縮還元ブドウ果汁が使われたワインは向いていません

Picture of みやび(大塚雅代)

みやび(大塚雅代)

慢性の皮膚トラブルがきっかけで、20代の頃から『無添加』を意識。完治した後も、無添加を取り入れるライフスタイルを、そのまま続けています。
40代からは『週末だけ田舎暮らし』という二住居生活を始め、50代に完全移住しました。
自家用の野菜やお米は、無農薬でつくっています。
ナチュラルな製品や無添加の製品が、世の中に少しでも増えてほしいと願っています。

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