愛猫のために、少しでも安全性が高く、安心できるキャットフードを与えたいと考える飼い主さんは多いと思います。
安全性の高いキャットフードを選ぶには
・原料に使われている肉や魚の種類が明確
・動物性油脂や合成添加物が入っていない
など、いくつかのチェックポイントがあります。
ここでは、安全性の高いキャットフードを選ぶチェックポイントと、おすすめのキャットフードをご紹介します。
安全性が高いキャットフード選びのチェックポイント
チェックポイント1
「〇〇ミール」「肉類」のキャットフードは避ける
安全性が高いキャットフードを選ぶのであれば、「〇〇ミール」「肉類」のキャットフードは避けましょう。
「〇〇ミール」「肉類」は肉の元々の状態が不明で、質の悪い肉が使われている可能性もあるからです。
質の悪い肉とは、たとえば鶏のトサカや羽、クチバシなどや、病気などで死んでしまった動物などが使われているものです。
チェックポイント2
主原料が穀物のキャットフードは注意
すでに穀物アレルギーのある猫ちゃんには、穀物が主原料となっているキャットフードに注意しましょう。
もともと肉食動物である猫の消化器系は、小麦やトウモロコシといった穀物類の消化には向いていません。そのため、穀物が多く含まれているキャットフードは、猫ちゃんにとって、体への負担が大きくなるからです。
また穀物には、遺伝子組み換えやポストハーベストの不安もあります。ポストハーベストとは、野菜、果物、穀物を収穫した後に、虫やカビが付くことを防ぐために農薬を散布することです。
安全にこだわるのであれば、主原料が穀物のキャットフードは避ける方が安心です。
チェックポイント3
不要な合成添加物が使われているキャットフードは避ける
着色料
キャットフードに使われている着色料は、猫にとってまったく無意味な添加物です。
なぜなら猫の目から見た色の世界は、人間の識別と大きく異なっているからです。
たとえば猫は赤を認識することはできません。そのため、キャットフードがお肉をイメージさせるように赤く色付けされていたとしても、それが猫にとって美味しそうに見えることには役立っていないのです。
また赤に限らずほかの色についても、猫が認識できる種類は、とても限られています。
ところでキャットフードを買うのは、飼い主さんである人間です。色づけされたキャットフードは、新鮮で美味しそうに見えるので、つい購入したくなるかもしれません。
しかし繰り返しになりますが、着色料は猫にとって無意味な添加物です。着色料が使われているキャットフードは避けた方が安心です。
合成保存料
合成保存料が使われているキャットフードは、避けましょう。
合成保存料の中には、発ガン性や神経障害といった危険性が指摘されている種類もあるからです。
保存料は賞味期限を長くしたり、食品の酸化を遅らせたりするために使われます。
しかし、たとえば「BHA」や「BHT」といった合成保存料には、発ガンの危険性や臓器、神経系の障害といったやリスクが指摘されています。
そのため、これらの合成保存料は、使用できる量が制限されています。それだけ危険性があるということです。
増粘多糖類(増粘剤、安定剤、ゲル化剤)
増粘剤、安定剤、ゲル化剤といった「増粘多糖類(ぞうねんたとうるい)」が使われているキャットフードも注意しましょう。
これらの添加物に関する安全性が、はっきりしていないからです。
「増粘剤」は、食品にとろみや粘りをつける添加物、「安定剤」は形が崩れないよう接着する添加物、「ゲル化剤」はゼリーのような状態に固める添加物です。
どれも缶詰やパウチといったウェットフードによく使われます。
増粘多糖類には、消化不良やアレルギー、発がん性などのリスクが指摘されています。
また増粘多糖類は品質の悪い材料でも、混ぜてくっつかせたり、粘りを付けたりすることができる添加物です。そのため、増粘多糖類が使われているキャットフードは、材料の品質に関しても不安が残ります。
増粘多糖類が使われているキャットフードは、できれば避けることをおすすめします。
アミノ酸等
原材料名に「調味料(アミノ酸等)」と書かれているキャットフードは、避けましょう。
一般的に ” 調味料(アミノ酸等)は安全 ” と言われていますが、一方で、危険性も問題視されている添加物だからです。
調味料(アミノ酸等)は、うま味調味料とよばれる化学的な調味料です。
品質にバラツキある材料でも、うまみを強めて均一な味に仕上げることができるため、キャットフードに限らず、多くの食品にも使われています。
しかし、化学的なうま味で味付けされた食品を習慣にしていると、やがて味覚が麻痺(まひ)する、味覚障害の可能性が指摘されています。
ほかにも発がん性や神経細胞のダメージなど、様々な健康障害を引き起こす原因になるとも言われています。
チェックポイント4
詳細不明な動物性油脂が使われているキャットフードは避ける
油脂(ゆし)は、キャットフードを粒の形に固めたり、嗜好性を高めたりするために使われる油です。
油脂には植物性油脂と動物性油脂の2種類あります。
キャットフードに動物性油脂が使われているとき、原材料名に具体的な表示がなく、単に「動物性油脂」とだけ書かれていたら、注意しましょう。
「動物性油脂」という表示だけでは、「どのような動物」の「どの部分から脂(あぶら)を取り出したのか」が分からず、低品質な動物性油脂の場合、骨や内蔵、毛といった、粗悪な材料が使われている可能性もあるからです。
安全性の高いキャットフードを求めるのであれば、詳細が不明な動物性油脂が使われているフードは、避けた方が安心です。
安全性の高いおすすめキャットフード
原材料がシンプルなタイプ
にゃんチュラル (国産) 無一物パウチ
原材料シンプル
素材本来の旨みを味わえるよう、食品添加物を加えず、素材(まぐろ、かつお、鶏ささみ・なんこつ)と天然水だけで仕上げられたキャットフード。
人間以上に添加物の影響を受けやすいと考えられる体の小さい猫ちゃんにも、安心して食べさせることができます。
いつもの食事に加えることで、良質なたんぱく質と水分の両方を効率的に摂取することができます。
「シーチキン」を製造している「はごろもフーズ」さんが、管理の行き届いた国内工場で生産しているので安心・安全。
シーチキンで培った長年の技術を活かした、ヒューマングレードの国産キャットフードです。
【まぐろ】原材料:まぐろ/形状:フレーク、水煮
たんぱく質15%以上、脂質0.3%以上、粗繊維0.5%以下、灰分1%以下、水分84%以下、マグネシウム0.022%、カルシウム0.004%、ナトリウム0.068%、リン0.158%
【かつお】原材料:かつお/形状:フレーク、水煮
たんぱく質16%以上、脂質0.6%以上、粗繊維0.5%以下、灰分1%以下、水分82%以下、マグネシウム0.021%、カルシウム0.004%、ナトリウム0.069%、リン0.158%
【鶏ささみ&なんこつ】原材料:鶏ささみ、鶏なんこつ/形状:フレーク、水煮
たんぱく質13%以上、脂質0.4%以上、粗繊維0.5%以下、灰分1%以下、水分85%以下、マグネシウム0.014%、カルシウム0.004%、ナトリウム0.039%、リン0.123%、コラーゲン400mg/袋
はごろも キャットフード (国産) 無一物 パウチ 寒天ゼリータイプ まぐろ/鶏むね肉
原材料シンプル
素材本来の旨みを味わえるよう、素材(まぐろ、鶏むね肉)と天然水、寒天だけで仕上げられた、ウェットタイプのキャットフード。
寒天ゼリータイプなので、パウチから「つるん」と出すことができます。
水を飲むのが嫌いな猫ちゃんや、噛む力が弱いシニアの猫ちゃんにもおすすめです。
原材料:まぐろ、寒天/形状:フレーク、ゼリー
たんぱく質12%以上、脂質0.4%以上、粗繊維0.5%以下、灰分1%以下、水分87%以下、マグネシウム0.019%、カルシウム0.004%、ナトリウム0.060%、リン0.132%
原材料:鶏むね肉、寒天/形状:フレーク、ゼリー
たんぱく質12%以上、脂質0.8%以上、粗繊維0.5%以下、灰分1%以下、水分87%以下、マグネシウム0.014%、カルシウム0.004%、ナトリウム0.022%、リン0.102%
無添加 国産 高知産スモークかつお(ウェットフード)
原材料シンプル
新鮮なかつおを茹でて、軽く燻製された無添加・国産の犬猫用ウェットフード。人の食と同じ素材を使い、手作りされています。
完全無添加、無着色で塩も不使用なので、かつおの旨みと栄養がそのまま残っています。
かつおはビタミンB12、ナイアシン、鉄、DHA、EPAが豊富。ほかにもカルシウム、カリウム、亜鉛などもバランスよく含まれている、低カロリーのヘルシー食材です。
スモークかつおは、ほど良い堅さ。カットされていますので、手で簡単に割ることができます。
そのまま与えるほか、割ってフードのトッピングや、おやつにも使えます。
真空パックなので、旅行やお出かけ用にも便利です。
【原材料】かつお(高知県宇佐/日本)
【成分表】(100g あたり)
タンパク質 35.0g/脂質 5.5g/炭水化物 0.0g/ナトリウム 120mg/カロリー 199kcal
レトルト ペットフード 九州産 若鶏ササミカット
原材料シンプル
ササミ生肉をカットして、水を一切加えずに加圧加工された無添加・無着色のペットフード。
原材料に使用されているのは、九州産の国産若鶏のみ。製品は、徹底した衛生管理の下で、素早く処理・加工されているので、安心して与えられます。
フードは全部で6種類あります。
【若鶏ササミカット】/【若鶏むね肉カット】/【若鶏レバーカット】/【若鶏砂肝カット】
※若鶏の生肉をカットして、一切加水せず加工されたタイプ。
【若鶏ガラミンチ】
※若鶏の上部を、肉と骨も一緒に細かくミンチされたタイプ。
【若鶏ヤゲン軟骨】
若鶏のヤゲン軟骨とむね肉をミックスし、一切加水せず加工されたタイプ。コラーゲン豊富。
国産鶏ささみの例
【原材料】国産鶏ささみ
【内容成分】粗タンパク質23.0%以上/粗脂肪1.2%以上/粗繊維0.1%以下/粗灰分1.2%以下/水分75%以下/カロリー120Kcal(100gあたり)
総合栄養食タイプ
tama ボナペティ ラム&フィッシュ
総合栄養食
新鮮なラムの生肉をベースにし、グレインフリー、グルテンフリー、ミートミールフリーで作られた総合栄養食ドライフード。
1歳以上の猫が必要とする栄養バランスを整え、室内で暮らすことが多く、運動量が減りがちな猫の体重コントロールに配慮して作られています。
第一原材料には、低カロリーでヘルシーなラムの生肉を使用。ほかにもサーモン油やリンゴ、ブレンドハーブなど、エイジングケアに役立つ成分が含まれた原材料が使われています。
特に特徴的なのは、療法食(腎臓ケア)並みのリンの値を実現する原材料が組み合わされていること。
さらに、フィトケミカルと呼ばれる健康維持成分を含むクランベリー、整腸作用のある酵母菌、腸内細菌の餌になる食物繊維など、健康をサポートする原材料が豊富に入っています。
肥満、おしっこトラブル、ヘアボールケアにも。
【原材料】
ラム生肉、エンドウ豆、フィッシュ(イワシ サバ ニシン タラ スズキ/加水分解)、空豆、サーモン油、エンドウ豆プロテイン、セルロース、乾燥リンゴ、乾燥キャロブ豆繊維、酵母菌(プロバイオティクス)、乾燥アルファルファ、ヒマワリ油、炭酸カルシウム、チキンレバー(加水分解)、ブレンドハーブ、乾燥ケルプ、ビタミン(A D3 E K3 チアミン リボフラビン ナイアシン パントテン酸 ピリドキシン B12 ビオチン 塩化コリン 葉酸 C)、ボラージ油、乾燥クランベリー、イヌリン、L-カルニチン、タウリン、イーストカルチャー、酸化防止剤(植物抽出トコフェロール)、ミネラル(Fe Mn Cu Z I Se)、ボスウェリア抽出物、MSM、緑イ貝
保証分析値
タンパク質 31%以上/脂質 15%以上/粗繊維 10%以下/灰分 6.5%以下/水分 10%以下/カルシウム 0.90%/リン 0.60%/ナトリウム 0.36%/マグネシウム 0.10%/カリウム 1.07%/オメガ6脂肪酸 1.78%以上/オメガ3脂肪酸 0.18%以上 ○代謝カロリー 332kcal/100g
フィーライン ナチュラル フリーズドライ ビーフ&ホキ
総合栄養食
K9ナチュラルは、「生食」にこだわり、加熱をしないフリーズドライ製法で作られたキャットフード。
非加熱なので、熱に弱い消化酵素や乳酸菌、消化中の食物繊維など、「美味しさ」や「栄養」がそのまま残っています。
牧草のみで育つ牛と、タラの仲間のホキは、オメガ3脂肪酸が豊富で、クセがなく、消化吸収と嗜好性が高い組み合わせです。
また消化不良やアレルギー、肥満の原因といわれる穀類、イモ類、豆類や、香料、着色料、人工的な保存料は一切不使用。
粒1粒が柔らかく、手で簡単にほぐすことができるので、ふりかけにしたり、水かぬるま湯で戻しスープやシチューのようにして、与えたりすることもできます。
カルシウムの含有量も多く、成長期の子猫や、関節をいたわりたいシニアにもおすすめのキャットフードです。
【原材料】
心臓(牛)、ホキ(白身魚)、牛肉(人間食用の家畜から生産される)、腎臓(牛)、肝臓(牛)、血(牛)、ひまわり油、フラックスシードフレーク、ニュージーランド緑イ貝、炭酸カルシウム、リン酸二カリウム、乾燥昆布、タウリン、ビタミンE、酸化マグネシウム、プロティネイト亜鉛、プロティネイト銅、プロティネイトマンガン、ビタミンB1、ビタミンD3、葉酸
【成分】
粗タンパク質 47.0%以上、粗脂肪 32.0%以上、粗繊維 1.0%以下、粗灰分:9.5%以下、水分 8.0%以下、マグネシウム:0.16%以下、リン:2.4%以下、タウリン:0.34%以上、100g中のカロリー 476.2kcal
キャットフード豆知識
成分に書かれている「粗」って何?
成分表に書かれている「粗たんぱく質」や「粗脂肪」といった「粗〇〇」という表示。「もしかしたら粗悪品?」などと、疑問を感じている飼い主さんもいるのではないでしょうか。
「粗〇〇」の「粗」は、品質が低いことではありません。
「栄養成分の含有量を保証している」ことを意味しています。
この表示は、ペットフード公正取引協議会が定めている「保証成分値」によるものです。
「保証成分値」は、「ペットフードには、一定で安定した栄養成分が含まれている必要がある」という考えに基づいています。これにより、ペットフードは、一定の栄養素が含まれている保証を表示するようになりました。
では、なぜ栄養成分を保証する表示に、「粗」という言葉が使われているのでしょう。それは成分の分析に関係しています。
栄養素の成分を分析するとき、純粋な成分だけではなく、同時に他の成分も測定されています。
例えばたんぱく質の分析では、純粋なたんぱく質のほかに、アミノ酸やアミン類も同時に測定されます。
しかしたんぱく質としては、一定の栄養成分が含有されていることから、それを保証する言葉として「粗」が付けられています。
つまり、栄養成分量は保証されているけれど、純粋にたんぱく質だけの分析ではないので、「大(おお)ざっぱ」を意味する「粗」という表現になっているのです。
ところで成分の種類によっては、その成分量が多すぎると、ペットにとっては、マイナスになることもあります。
そこで、ある一定量以上必要とされる成分は「〇〇%以上」、反対に、多く含まれ過ぎるとマイナスにつながる恐れのある成分は、「〇〇%以下」と表示されています。
まとめ
愛猫のために安全性が高く、安心できるキャットフードを選ぶのであれば、次のことをチェックすると良いでしょう。
・「〇〇ミール」「肉類」のキャットフードを避ける
・不要な合成添加物が使われているキャットフードを避ける
・詳細不明な動物性油脂が使われているキャットフードを避ける
・穀物アレルギーのある猫ちゃんの場合は、主原料が穀物のキャットフードに注意する






