カロリーゼロやカロリーオフに潜む添加物

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たとえばコンビニで清涼飲料水やビールを選ぶとき、「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」と表示された商品に目が留まることがあると思います。

実際にダイエットや健康のことを考えて、「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」などと表示された商品を購入した経験があるかもしれません。

しかし日ごろから健康を気づかって、できるだけ無添加の製品を選ぶようにしているのであれば、そうした商品を避けるようおすすめします。

「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」といった製品には、安全性に課題のある添加物が使われている可能性が高いからです。

「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」を可能にしているのは人工甘味料

「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」を可能にしているのは人工甘味料

清涼飲料水やお菓子などが、「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」でありながら甘いのは、砂糖の代わりに「人工甘味料」を使っているからです。

人工甘味料の代表的な種類には、アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロース、サッカリンなどがあります。

人工甘味料は化学的に合成されて作られた甘味料で、砂糖の約200~600倍の甘味があります。

そのため少量でも強い甘みが付くことから、砂糖に比べてカロリーが抑えられた食品が可能になるわけです。

甘くてもカロリーがゼロであったり、カロリーが低かったりする製品は、人工甘味料があるから成り立っていると言えます。

人工甘味料は、食品衛生法で規制されている添加物

人工甘味料は、食品衛生法で規制されている添加物

人工甘味料は、食品添加物です。
そして他の食品添加物と同じように、食品衛生法によって一日あたりの摂取許容量が定められています。

なぜ摂取許容量が定められているのでしょうか。

1.人工甘味料は健康を損なう可能性がある

人工甘味料には、発がん性やうつ病の発症など、健康を損なうことへの懸念が指摘されています。

たとえば、2023年7月に世界保健機関(WHO)の2つの機関は、人工甘味料の1つ「アスパルテーム」について、「ヒトに対して発がん性がある可能性がある」と発表しました。

また同じ年の2023年9月には、ファストフードやポテトチップスなど、調理済みで加工度の高い「超加工食品」のうち、” 特に人工甘味料が含まれる食べ物や飲み物は、うつ病との関連性が高い ” といった論文が、アメリカの医学誌で発表されました。

2.甘味に対する依存性や味覚を鈍らせることへの懸念

砂糖の数百倍の甘味を持つ人工甘味料には、「取り過ぎによって余計に甘いものを食べたくなる依存症」や、強い甘味に慣れてしまい、より強い甘味を欲するようになるといった、「味覚を鈍らせる懸念」も指摘されています。

人工甘味料は、こうした健康への懸念はあるものの、” 適量の摂取であれば安全であろう ” ということで、一日あたりの摂取許容量が定められて使われている食品添加物です。

そして「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」の多くは、人工甘味料という食品添加物が不可欠な製品なのです。

カロリーゼロでも、実際にはカロリーがゼロではないこともある

カロリーゼロでも、実際にはカロリーがゼロではないこともある

カロリーゼロと表示されている製品であっても、実際にはカロリーがゼロではない場合があります。

それは、限りなくゼロに近ければゼロと表記できるという「栄養表示基準制度」があるからです。

具体的には、「100mlあたり5kcal未満」であればカロリーゼロと表記できます。

ですから、たとえカロリーゼロだと思っていても、実際には微量ながらもカロリーが含まれていることがあるのです。

参考までに、カロリーオフの場合は「100mlあたり20kcal未満」であれば、カロリーオフと表記できます。

たとえば標準的なサイズのペットボトル飲料(500ml)を1本飲む場合、それがカロリーオフであったとしても、もしかしたら100kcal近くのカロリーを摂取することになるかもしれません。

100kcalは、40g程度のおまんじゅう1つ分くらいのカロリーです。

「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」と表示されていても、実際には思っている以上にカロリーが含まれているかもしれないのです。

まとめ

「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」の製品は、その多くが食品添加物の人工甘味料を使うことで、カロリーを低くしています。

人工甘味料には発がん性や甘味に対する依存性など、健康を損なう懸念があり、安全性は不明瞭です。

健康のことを考えて無添加にこだわるのであれば、「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」に潜む添加物に意識を向けることをおすすめします。

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みやび(大塚雅代)

慢性の皮膚トラブルがきっかけで、20代の頃から『無添加』を意識。完治した後も、無添加を取り入れるライフスタイルを、そのまま続けています。
40代からは『週末だけ田舎暮らし』という二住居生活を始め、50代に完全移住しました。
自家用の野菜やお米は、無農薬でつくっています。
ナチュラルな製品や無添加の製品が、世の中に少しでも増えてほしいと願っています。

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